
これからめがねを買おうとしているみなさんへ、ぜひとも知っておいてもらいたい基礎知識をご紹介。今回は、「めがねレンズの素材と表面処理」を解説していきます。
レンズの素材
(1)ガラス
熱に強く、キズがつきにくく、透明度が高いのが特徴。一方で、レンズ自体が重い、割れやすいなど扱いにくい面もあり、プラスチックに比べて利用者は少ないです。
(2)プラスチック
ガラスレンズに比べ軽く、衝撃に強いです。様々な色をつけることもできます。反面、キズが入りやすく、熱に弱いというデメリットもあります。
レンズの表面処理

(1)UVカット
紫外線をカットする機能をレンズに持たせ、有害な紫外線から目を守ります。
(2)ブルーライトカット
パソコンやスマートフォンの画面から発される青色光を反射・吸収し、目のダメージを軽減します。
(3)防傷コート
キズがつきやすいプラスチックのレンズを保護するため、薄い膜でコーティングします。
(4)偏光レンズ
自然光を通し反射光のみをカットするため、眩しさが抑えられ、視界がスッキリ見えます。
(5)調光レンズ
室内では無色透明のレンズですが、屋外では太陽光や紫外線に反応して濃い色のレンズに変化します。
(6)カラーレンズ
ブラウン、グレー、ブルー、グリーン、ピンクなど、薄い色から濃い色まで様々なカラーバリエーションがあります。
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取材協力/めがねミュージアム